「肩こりを改善し、こりづらい体をつくる」ことを目的としたレッスンです。
強度: 2.5
私的強度
柔軟強度: ★★☆☆☆
体力強度: ★★☆☆☆
筋力強度: ★★★☆☆
お気に入り度: ★★★☆☆
ポーズと呼吸を通じて血行を促進し、肩のこわばりを改善します。動かして温かさを感じるパートと、少しだけですが筋力トレーニングのパートもあります。
🔥 肩甲骨を徹底的に動かすポーズ
このレッスンでは、とにかく肩甲骨を動かす動作が豊富です。
- 仰向けに寝て、腕を肩の高さで伸ばし、肘を曲げて肘先を上や下に向けたりする動き
- 腕を斜めに伸ばし、反対側の腕で引き寄せるストレッチ
- 四つ這いになり、手を斜め前について、片手を反対の脇の下に入れ、肩とこめかみを床につけるポーズ
- ウォーリア2から、肩を回す動作
など、多様な動きで肩周りを集中的に動かします。五十肩の時はこの動きが辛くて敬遠していたのですが、今ではとても好きなレッスンになりました。肩に血が通って、温かくなるのを感じます。
⚠️ 注意点:骨盤の位置を『気にせず』肩を寄せるポーズ
開脚して立ち、片手を顔の前に置いて、背筋を伸ばしてねじるポーズがあります。これは「ヨガフローベーシック」などにも出てきますが、その際は「骨盤の位置を左右揃えてウエストからねじる」のが一般的です。
しかし、このレッスンでは、骨盤の位置を『気にせず』腰からねじります。上に挙げた側の肩甲骨を背骨に寄せるストレッチと、下の手で床を強く押すことによる筋力を感じます。内ももにもストレッチがかかるポーズです。似ているようで、効かせどころが違うのが面白いですね。
🦶 下半身も意外と使う
肩と股関節は対角線上で繋がっていると言われているため、ウォーリア2、ウォーリア1、ハイランジといった下半身を使うポーズの最中に、肩を動かす動作も出てきます。
下半身の弱い私には、最初これがなかなか辛かったです(笑)。「肩こり改善ヨガなのに、下半身が辛いなんて、どれだけ足腰が弱いんだ…」と思っていましたが、地道に続けていたら大丈夫になってきました。
この時、頑張ろうとしすぎて肩が上がってしまいがちなので、意識を背中に向け、肩甲骨を下げるのがポイントです。
💡 個人的ハイライト:うつ伏せでの動き
うつ伏せになり、手を顔の横、マット幅についてカップハンズにします。肘を曲げて、胸から上を上げます。
そこから、右肘を前に、左肘を後ろに引き、目線は左肘へ。反対側も行います。
- 後ろに肘を引くときは、背中の脇の筋肉を『ぎゅーっと寄せる』と、肩を下げる筋肉に効きそうです。
- 前に肘を向けるとき、肩を下げたままできれば良いのですが、私は肩が上がってしまい、かえって肩が凝りそうになります。ここが私の伸びしろかもしれません!
🏁 総評:体の変化を観察できるレッスン
レッスン開始前に、あぐらの姿勢で首を回し、見える風景や動きやすさを観察し、レッスン後にも再度観察します。体の変化がとてもわかりやすいレッスンです。
マットのどの位置に座っていたかを覚えておくと、レッスン前後の見える風景の違いが比べやすいかもしれません。ただ、私個人としては、風景の変化よりも首の動きのスムーズさに大きな変化を感じます。カクカク動いていたのが、スムーズに動くようになる感覚です。
肩こりがひどすぎる場合、血流が良くなったことで、一時的に痛みを感じやすくなる時もあります(血流が極端に悪いと、痛みすら鈍感になります)。それも好転反応らしいので、編み物が趣味の私は、また次も頑張ろうと思っています。

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